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ハリスホークの異物誤飲

今回はハリスホークの異物誤飲についてご紹介します。

猛禽類の異物誤飲はよく見られます。飲み込むものは様々ですが、新聞紙、ペットシーツ、リーシュなどあります。

多くは胃の中にあることが多いので、触診で胃を触ると異物が触知できることが多いです。

症状は無症状のこともありますが、吐きたそうにしてるけど吐けない、よだれが出てる、食欲不振などです。

この子はハリスホーク(モモアカノスリ)という鷹の種類です。

ちなみに猛禽類というと大きくわけるとハリスホークやレッドテールホークなどの鷹とフクロウ類に分けられますが、ハリスホークなどは分類的にはオウムやインコ類に近縁なので、フクロウ類とは体の構造や習性が異なります。

この子はリーシュを飲み込んでしまい、吐きたそうにしてるけど吐けないという状態でした。

誤飲したものが小さければ、ペリットと同様に吐かせることが可能ですが、リーシュは難しいです。

胃を触診したところ、胃内にリーシュが触れたためその日の夜に手術を行いました。

胃を切開すると飲み込んだリーシュがありました。無理に引っ張ると胃や食道を傷つけるため慎重に取り出します。

傷口は糸が見えないように縫います。抜糸の必要はありません。

飲み込んだリーシュになります。手術後は次の日からごはんを欲しがっていたため、胃に負担かけないような食事をして元気に退院していきました。

手術後の傷口も問題なく、一回終了としました。2週間ぐらいで傷口の羽が生えてきました。

猛禽類の異物誤飲は手術になる可能性もあるためお気を付けください。


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