お知らせ

ウサギの疥癬(ヒゼンダニ寄生)

今回はウサギさんに寄生するヒゼンダニについて紹介します。

ウサギさんにダニが寄生してしまうことはしばしばありますが、寄生したダニの種類によって症状が異なります。

一般的に寄生するのはツメダニが多いですが、今回紹介するのはヒゼンダニ寄生、いわゆる疥癬というものです。

ヒゼンダニは感染すると強い痒みを引き起こします。

症状としては、強い痒み、全身の鱗屑と伴う皮膚炎がみられます。

この子は足を気にしてなめており、痒がっています。疥癬はこのように手足に見られることが多いです。

治療は駆虫薬の注射、もしくは塗布を10~14日おきに計3回ほど行います。

当院ではヒゼンダニによる疥癬では駆虫薬の注射、ツメダニの治療では駆虫薬の塗布を行っています。

一回の注射で痒みが収まり、毛もこのように生えてきました。まだ鱗屑は残っています。

3回目の注射時にはかなり毛が生えてきたため、終了としました。

この病気はカビと間違われることもありますので、ご注意ください。


ページトップ