今回はデグーの不正咬合についてご紹介します。
モルモットの不正咬合の時にお話しした内容とほぼ同じになりますが、デグーの不正咬合の特徴は他の草食動物と少し異なります。
まず、他の草食動物と同様に歯が生涯伸び続ける常生歯を持っていますが、実は歯根も伸びます。
特にデグーでは口腔内の歯の過長ももちろんですが、歯根の過長による問題も多くみられます。
この子はこのように切歯が伸びていましたが、口の中の臼歯も伸びていました。
切歯が伸びている場合は必ず臼歯も確認します。基本的に両方伸びてしまう場合があるからです。
デグーの場合も治療は口腔内の伸びている歯を切ったり、削ったりします。
デグーだと基本的に麻酔をかけず切ることが多いですが、伸びている場所や程度によっては麻酔をかける場合があります。