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リチャードソンジリスの口腔内腫瘍

今回はリチャードソンジリスの口腔内腫瘍をお伝えします。

リチャードソンジリスには腫瘍ができることが多いと考えられます。

特に皮膚や口腔内にできものができてしまうケースが多々あります。

この子は口唇が赤く腫れているのがわかります。もちろんただ炎症により腫れている可能性もあります。

そのため、炎症なのか腫瘍なのかを区別するために腫れている部分に細い針を刺して事前に調べることもあります。

腫瘍の可能性が高ければ、手術により摘出します。

摘出したあとの傷口はこのようになります。ただ、口唇の部分を切るため本人が傷口を気にしたり、ごはんを食べたときに傷口が開いてしまうこともあります。再度縫って良くなるケースもありますが、開いた状態になってしまうこともあります。手術後も経過をこまめに経過を見ていく必要があります。

ちなみにこの子の腫瘍は扁平上皮癌という悪性の腫瘍でした。今のところ再発は認められていません。

腫れているのは腫瘍の可能性もあるため早期に病院へ受診することをおすすめします。


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