ここ最近、鳥の入院が増えてきております。
鳥は多少体調が悪くても隠しているので、気づいた時には症状が進行していることは珍しくありません。
この子は呼吸が早いという症状があり、元気も落ちていました。
みると、嘴が通常よりも長くなっています。
また、爪の所々が黒くなっており爪が伸びるのも早くなっています。
これは肝臓が悪くなるとこのような症状が認められることがあります。
実際にレントゲンを撮ってみるとかなり肝臓が腫大していました。
呼吸が早くなるという症状は最近になってですが、嘴や爪の問題は前からあったそうです。
治療を開始してからはこの子の症状も前と比べて落ち着いています。
鳥の肝臓の病気は肝炎、肝臓腫瘍、脂肪肝などがあります。症状は様々で嘔吐、嘴の過長、羽毛の変色、尿酸の黄色化などがあります。
治療は原因にもよりますが肝臓のお薬と食事療法がメインになります。症状次第では長期にわたる投薬が必要なこともあります。
何事も早期発見が大事になりますので、症状が出る前の元気なうちに健康診断を受けることをおススメします。