今回はマーモットの去勢手術をご紹介します。
マーモットは陰嚢がわかりにくく、雌雄判別が難しかったりします。
発情期に入ると、陰嚢がわかりやすくなり、精巣も触れます。しかし、同じようなプレーリードックやリチャードソンジリスと比べると、精巣は目立ちにくいです。

この子はウッドチャックで、去勢手術のために来院しました。
手術は全身麻酔をかけてから行いますので、その前に無麻酔で血液検査を行いました。マーモットの血液検査の基準値はありませんが、明らかな異常値はありませんでした。
無麻酔での血液検査も、暴れてしまう子には難しいですが、おとなしい子では無麻酔でも可能です。

こちらは手術中の写真です。このように精巣を露出し摘出します。

手術後は抜糸が必要ないように吸収する糸で埋没させて縫います。傷口もなるべく小さくします。

こちらは摘出した精巣です。この子たちの精巣は脂肪がついています。
特殊な動物の麻酔や血液検査、手術もその動物の特徴や種類、ある程度の解剖学を理解することでスムーズに行うことができます。