お知らせ

ボールパイソンの腸捻転・腸閉塞

ボールパイソンでは便秘になるときが時々見られますが、お腹がかなり膨らんでくる場合は注意が必要です。

今回は3か月間排便が認められなかったボールパイソンをご紹介します。

食欲はありましたが、この子は肛門近くのお腹がこのように異常に膨れていました。

レントゲン検査でも異常なガス貯留と糞便の停滞がみられました。肛門から器具を使い中をのぞきましたが、全く糞便が見えず、消化管の構造が変位している可能性が考えられました。

消化管造影検査と下剤を経口投与しましたが、全く流れません。

そのため、投薬などの内科的治療では困難と考え、手術を行いました。

お腹をあけると、結腸が変位しており、中に多量の便が入っていました。

一部では消化管の漿膜が破れ、もうすこしで消化管が完全に破れてしまいそうでした。

なぜこうなったのか消化管をたどっていくと、直腸に硬くなった便がありました。これは手で押そうとしても全く動きません。

おそらく直腸に便が詰まり、いきみと便の停滞により結腸が変位、捻転していたものと考えられました。

そのため、消化管の切開し、便を取り出し、破れそうなところの整復も行いました。

手術後は特に問題なく、お腹もすっきりしました。

ヘビで以上にお腹が膨れてくる場合には、腫瘍や異物など、ただ単純な便秘ではない可能性があります。

お腹が膨れてくる場合は様子を見ずに病院にいらしてください


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