爬虫類では時々尾の壊死がみられることがあります。
進行性の場合もあり、注意が必要です。
この子は急に尾の先が壊死し始めてきて、先端のほうから尾が無くなってきています。


先端は黒く壊死していました。
ヒルヤモリは自分で尻尾を切ることができる、自切できる種類になります。
壊死を止めるには、壊死している尾の正常な部分で切断する必要があります。
ヒルヤモリの場合、手術などは必要なく、正常なところで自切させます。

このような形です。
尾を病理検査に提出しましたが、原因は不明でした。細菌感染などはありませんでした。
その後は、壊死も進行することはなくなっており、経過は良好だそうです。
自切できない種類では断尾処置を行います。