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ヒョウモントカゲモドキの痛風(関節痛風と内臓痛風)

今回はレオパの痛風についてご紹介します。

爬虫類は種類によって尿に出す代謝産物が違います。尿素や尿素、アンモニアがありますが、ヒョウモントカゲモドキは尿酸で排出されます。

痛風というのはヒトと鳥と爬虫類でしかなりません。血液中に尿酸が溜まってしまい、お腹の中や関節に痛風結節と呼ばれる尿酸の塊が蓄積します。それに伴い、炎症や機能障害を伴います。そもそも、腎臓が悪く、血液中の尿酸値が上がってしまうので腎不全からくることが多いです。ほかにも不適切な温度や湿度などの環境的な要因もあげられます。

痛風には大きく分けて体の関節に尿酸が溜まる関節痛風と内臓の各臓器に尿酸が溜まる内臓痛風に分けられます。

関節にたまった場合は痛みや腫れを引き起こします。内臓の場合は食欲不振や元気消失、神経系の場合は神経症状を引き起こすこともあります。

この子は関節痛風のレオパです。よく見ると、指などに白い斑点があります。膿と間違えることもあるため、針を刺すと尿酸結晶が顕微鏡で見えます。関節痛風の場合は表面にみえるので診断がしやすいです。

この子は内臓痛風の子です。食欲不振が長期間続き、口腔内を見てみると口の中に白い斑点が出ています。

これはマウスロットではありません。顕微鏡でみると尿酸結晶が見えます。よくマウスロットと間違われることがあるので注意が必要です。

この段階で超音波検査をすると肝臓にきらきら光るものがみえるようになります。肝臓に痛風結節ができてしまっています。

この子は残念ながら亡くなってしまったため、オーナー様と相談し、お腹の中を調べることにしました。

これがおなかの中で肝臓が目の前に見えますが、白い斑点が無数についています。

これはすべて痛風結節です。

内臓痛風の場合、生前診断が困難なこともあります。ある程度進行するとわかる場合もあり、とてもやっかいです。

当院でも超音波検査を行い、肝臓の少しの変化などをみつけ診断できる場合もありますが、内臓の場合は難しいです。

治療は原因にもよりますが、基本的に高尿酸血症からきているため、皮下点滴や尿酸合成阻害薬を用いて治療していきます。


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