今回はハムスターの首にできた子たちをご紹介します。
この子たちは首にしこりがあり、触診では、かなり深く、頚静脈を巻き込んでいそうな状態でもありました。

この子は右側がより大きく腫れていました。

この子は全体的に腫れていて、内出血も伴っていました。
二人ともオーナー様と相談し、手術でとれる範囲で切除することにしました。
どちらの子も頚静脈に近接しています。細かい作業ですが、頚静脈を傷つけないようにはがしていきます。
まずは最初の子です。


次の子です。


二人とも一部切除しきれなかったものの大部分を切除することができました。
ただ首にできる腫瘍は悪性のことが多く、大きくなってからの切除はすでに転移していたり、切除困難な場合が多いため、その後経過には注意が必要です。