今回はスピックスコノハズクの絞扼をご紹介します。
絞扼とは糸や細いもので縛ると、その末端がうっ血してしまうことです。
フクロウではアンクレットの交換を長期間行わなかったり、不適切な大きさ(小さい)のアンクレットを使用すると起こります。
特に革製品は注意が必要です。
この子はアンクレットにより、右足の血流が悪くなっています。オーナー様が気づきアンクレットを外したため、来院時ではアンクレットはついていませんでした。
重症の場合には、テーピングをして傷の治りを促したりしていく必要があります。壊死してしまうと足を切断しなくてはなりません。
この子は投薬をおこない、元の足の色に戻りました。早めにアンクレットを取っていただいたのも良好な結果につながりました。
このようなケースは多くみられるのでよくアンクレットがきつくなっていないか定期的なチェックが必要です。