今回はフトアゴヒゲトカゲの卵詰まりをご紹介します。
何度かレオパの卵詰まりはご紹介していますが、今回はフトアゴヒゲトカゲになります。
大きく違うのはレオパは1回の産卵で2個産むのに対し、フトアゴヒゲトカゲはたくさん産みます。
この子は元々卵があることを1週間前に確認していましたが、明らかに元気がなくなったため来院しました。
ごはんも食べず、卵を産む気配はなく、じっとしている状態でした。
卵が原因である可能性があったため、手術により摘出することにしました。
お腹をあけると卵管内にたくさんの卵がありました。
両方の卵管をとりましたが、たくさんの卵が出てきました。
手術後の経過は良好でご飯も食べるようなり元気になりました。
傷口も問題なく、良好でした。
卵詰まりでは通常は産卵促進剤やカルシウム剤を打ち、卵を産ませますが、産まない場合や緊急を要する場合は手術が必要になります。