お知らせ

ゴールデンハムスターの子宮蓄膿症(外科手術例)

今回はゴールデンハムスターの子宮蓄膿症をご紹介します。

ゴールデンハムスターの子宮疾患は比較的多くみられます。

症状は血尿やお腹が膨れてきたなどの症状が多いです。

子宮の病気といっても内膜炎や蓄膿症、腫瘍など様々です。実際に検査しても炎症なのか腫瘍なのかが明らかなものでないとわからない場合もあります。実際に手術して取った子宮と卵巣を取って腫瘍なのかがわかる場合が多いです。どちらも併発している場合もあります。

この子は陰部からの出血を症状に来院されました。超音波検査で子宮に異常が認められました。投薬をおこないましたが出血が止まらなかったため手術を行いました。

これが子宮になります。手前の子宮がやや白く腫れているのがわかります。

これを摘出し、病理組織検査をおこなったところ子宮蓄膿症ということがわかりました。

手術後は出血も止まり、食欲も特に問題ありませんでした。

1週間後の再診でも傷口は問題なく終了となりました。

ハムスターの子宮の病気で出血が止まらない場合は基本的には手術が必要になります。

ただ、様々な事情で手術をされない場合とかは投薬でみていくことになりますので、ご相談ください。


ページトップ