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モリフクロウの卵管炎

今回はモリフクロウの卵管炎をご紹介します。

インコやオウム類では生殖器のトラブルが多いですが、猛禽類ではそこまで多くありません。

しかし、卵を産むときはトラブルが起きやすいので注意が必要です。

この子は他院で健康診断を受けた次の日に具合が悪くなり、そのあと初めての卵を産んだそうです。

ただその卵は奇形卵であり、つぶれた卵みたいなのが出てきたそうです。

この子はとてもおとなしく、キャリーケースがとてもかわいいのが印象的でうらやましいです。

触診でお腹が膨らんでいることがわかりました。胃ではなく卵管が膨らんでいるように触れました。

レントゲン検査でも卵管部がかなり腫れていたので、投薬を2週間ほど行ったところ卵管の腫れは引きました。

元々そこまで全身状態が悪くなかったのでとても元気です。

もし、卵管内で卵が割れたりしたら場合によっては手術の可能性もあるため産んだ卵がどういうものかをみておくのも大事です。


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