お知らせ

デグーの不正咬合(臼歯の歯根過長)

今回はデグーに多い臼歯の過長、特に歯根の過長をご紹介します。

当院に来られるデグーさんの症状で多いのが歯に関連するものです。

以前デグーの不正咬合についてご紹介しましたが、デグーの臼歯(奥歯)は歯根も伸びます。

他のチンチラやモルモットではあまり見られないですが、デグーは多いです。

この子は口を開けて呼吸してることが多いとのことです。

デグーで問題になるので上の歯の歯根が伸びることにより鼻道がふさがり呼吸がしづらくなることです。

それによって鼻で呼吸ができず、口呼吸になり胃や腸の中にガスが多量にたまります。

そうなるとお腹がガスでぱんぱんになり、食欲低下、元気消失などを引き起こします。

この子も歯根が伸びており、お腹にはガスがたまっていました。

治療方法は伸びている場所によって様々です。場所によっては鼻のところに穴をあける円鋸術という外科的処置もあります。

あとは投薬や酸素室にはいってもらい呼吸を楽にしていく方法があります。

その子によって治療法は変わってきますのでご相談ください。


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