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アビシニアンワシミミズクの熱中症疑い

今回はアビシニアンワシミミズクの熱中症疑いについてご紹介します。

この子は呼吸が荒く、足に力が入らずふらふらしている状態でした。

食欲もなく、元気もありません。

オーナー様の状況を聴取し、おそらく熱中症になってしまったと考えられました。

この子の隣にいたアフリカワシミミズクちゃんも同タイミングで食欲が無くなりました。

アフワシの子は症状が重症ではなかったため、治療をおこない2日ほどで良くなりました。

X線検査、血液検査をおこなったところ、気嚢炎および胃が拡張しており、腎数値の上昇も認められました。

神経症状が出ており、頭の位置が定まりません。

そのためこのように酸素室に入ってもらい入院下での治療をおこないました。

このように神経症状の影響でうまく立てず、羽も頭も垂れてしまっています。

食欲もなかったため、強制給餌などをおこないました。

入院中は食欲は戻らなかったもの、呼吸状態と若干の神経症状の改善が認められたため、家での治療に切り替えました。

その結果、神経症状は完全には戻らないものの自分でご飯を食べるようになり、安定するようになりました。

一応神経症状ということもあるので、感染症の検査をおこないましたどれも引っかかりませんでした。

鳥さんも温度が高すぎてしまうと熱中症になってしまうため、温度管理には注意が必要です。


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