お知らせ

ヒョウモントカゲモドキのくる病(代謝性骨疾患)

今回はレオパのくる病をご紹介します。

くる病とは簡単に言うとカルシウムが不足することにより骨が曲がったり、弱くなってしまうことをいいます。

正確には代謝性骨疾患の一種になります。

代謝性骨疾患とは何らかの原因でカルシウム代謝に異常を支障をきたしたことにより骨に異常が起こることをいいます。

病的なものによるものもあれば食事によるものもありますが、比較的多く見かけるのはやはり食事によるカルシウム不足です。

昼行性のトカゲ(フトアゴヒゲトカゲなど)はUVBによるビタミンD3の活性を高め、カルシウムの吸収を促進させています。

夜行性のトカゲ(レオパなど)は食事によるカルシウムが大事になるため、しっかりと食事にカルシウムを添加する(ダスティング)必要があります。もちろん、昼行性のトカゲにもエサへのカルシウムの添加は必要です。

この子は食事中のカルシウムが不足してしまったため、骨の密度が薄くなり歩き方もぎこちなく、うまく立てません。

血液中のカルシウム濃度がさらに不足すると痙攣などがみられる場合もあります。

なので日ごろからしっかりとエサにカルシウムを添加する必要があります。

エサについてもご不安なことがございましたら、お気軽にご相談ください。


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