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アメリカワシミミズクの脳障害

今回はアメリカワシミミズクの脳障害についてご紹介します。

猛禽類で高齢になってくると頭部の揺れや斜頸などの神経症状が出ることがあります。

脳障害の原因は様々で動脈硬化症に関連したものや栄養性、ウイルス性、腫瘍性など様々です。

脳は検査をすることが難しく、他の病気などを除外した上で診断していくことが多いですが確定診断までできるのは生前だと難しいです。

この子は19歳のアメリカワシミミズクですが、頭が勝手に上を向いてしまいます。

特にフクロウは頭の可動域が広いため、症状が強いと立てなくなる時もあります。

投薬をおこなうことで以前より症状が落ち着く時もありますが完全には治ってはいません。

完全には治らないとはいえ、症状が強いとバタバタしてしまい外傷にもつながってしまいます。

なるべく本人がつらくないようにしてあげたいですね。


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